Mercedes ステアリングデザイン考察
これはメルセデスベンツ CLS(W219 マイナー前)純正のステアリングです。
SL(R230 マイナー前)や、Eクラス(W211 マイナー後)、CLK(W209)、Gクラス(W463 H20年以降)等と共通形状のため、中古市場で手に入れやすいハンドルとも言えます。
エアバッグがついた状態はこちら(画像はR230)→
可もなく不可もなく、いかにも「純正」といった感じですね。(純正なので当然ですが)
ちなみにエアバッグが同じ形の車種のものであれば装着自体は可能ですが、内部の形状の細かな違いにより、同一車種用でない場合に若干の加工が必要となることがありますので、流用をお考えの際にはご注意ください。
そんな SL/CLS etc のハンドルですが、これら車種のオーナーにとってフラッグシップとして君臨しているのは何と言ってもCLK63 AMGブラックシリーズのステアリングではないでしょうか。
エアバッグこそ共通の形ではあるものの、上下に小径化された外周形状・握りの太さ・グリップのデザインに至るまで、全くの別モノ。
このAMGブラックシリーズのデザインをモチーフにしたのが、モビリアの ブラックシリーズスタイル になります。
純正の形状と比較するとほぼ原形をとどめていませんが、これでも芯金部分には一切変更を加えていないのです。
さて多くのベンツオーナーさまにご好評いただいているこのブラックシリーズスタイルですが、自動車のデザインは常に進化しており、モビリアとしても最先端の技術とスタイルを模索・ご提案していきたいと考えています。
特に近年のメルセデスベンツはピークの位置や内側へ向かう傾斜の角度などステアリングが非常に凝った造形になっており、なんとかこれを再現できないものか検討しております。(H24年6月現在)
試作品ができあがってきました!(H24年8月現在)
ピークの取り方や3本スポーク → 4本スポークのバランスの変更など、他にもここでは書けない数々の苦労がありましたがかなりよくまとまっていると思います。
ただし元々はこれをベースに、汎用的にこのデザインを適用できるようにすることが目標でしたが、残念ながら純正のステアリング形状に大きく依存するデザインのため、現状ごく限られた車種向けのデザインとなりそうです。
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